今年の初めくらいにニュースになった、

SFTS、重症熱性血小板減少症候群で、

8月にも感染被害が報告され、その感染者は亡くなったそうです。

 

この女性は農作業をしている最中にマダニの被害を受けたとされています。

国内でも20を越える被害報告が出ています。

 

この女性の場合ですと、

発熱歩行障害という症状が出たそうです。

そして、5日後に亡くなったとされています。

 

つい先日の10月25日にも広島で感染が報告され、

感染者の60代男性は発熱や下痢などの症状を起こしたそうです。

ですが、幸いにして、回復に向かっているという事です。

この男性も畑での農作業の時にマダニに刺されたのではないかといわれています。

 

 

マダニに刺されるとどうなるのか?

 

実は、刺されても特に痛みとか痒みとかは無いみたいです。

しかし、そのせいで発見するのが困難となっています。

マダニというのは元々3ミリとかなので、意外と気付かないんですね。

 

しかし、血を吸うと1.5センチくらいまで大きくなると言われています。

気付いた時にはもの凄く大きくなっている事が多いんです。

ちなみに、吸血が終わるまで一週間以上の時間をかけるそうですよ。

 

そして、吸血が終わった後はそのまま剥がれて落ちるので、

多くの場合はそれでおしまいとなります。

 

ですが、恐ろしいのはマダニが感染症を持っている場合です。

マダニというのは、SFTSのみならず、色んなウイルスを持っています。

日本紅斑熱とかQ熱なんかのウイルスも持っていると言われています。

 

このようなウイルスを持っていた場合、

噛まれた時に感染してしまうことが多いんですね。

 

噛まれてすぐ剥がせば感染のリスクを下げる事が出来るとされていますが、

寄生直後のマダニを見つけるのはかなり難しいです。

 

その時の症状は、どのウイルスに感染するかで変わってきます。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)では、

発熱、嘔吐、下痢、腹痛、血小板の減少、白血球の減少などが起こります。

 

潜伏期間は6~14日で、

場合によってはマダニがくっついたまま発症することもあるそうです。

冒頭で書いた感染者の女性には、

病院に運ばれた時もマダニがくっついていたそうですよ。

 

また、この病気は四類感染症に指定されたという事です。

この四類というのは鳥インフルエンザとか、マラリアなどと同じ枠ですね。

エボラ出血熱などと比べると、危険性は低いという扱いですが、

かなり危険な事に変わりはありません。

 

致死率は10%を上回っており、

8人に1人ほどが亡くなるという事です。

かなり危険な病気であり、注意が必要です。

 

現在はワクチンや治療薬などは無く、対症療法で対応しているそうです。

中国ではリバビリンという薬が使われているそうですが、

効果については不明という事です。

 

 

では、マダニに刺されたらどうすれば良いのか?

 

見つけた場合は自分で剥がしたくなる事も多いと思います。

しかし、無理に剥がしてしまうと、

顎の部分が体内に残ってしまう場合があります。

 

マダニは管状のものを差し込んで吸血しているので、

それだけ残ってしまったりするんですね。

こういうのが感染症の原因になる事もあるので、

無理に落とそうとするのは避けましょう。

 

噛まれている事に気付いた場合は、

当然ですが、病院に行くのがベストです。

皮膚科に行くと取ってもらえるとの事です。

 

民間の療法としては、

ワセリンを塗り、30分ほど待つとマダニが窒息するので、

その後に剥がすというものがあります。

ハンドクリームでも出来るという事です。

 

その他、アルコールを染み込ませた綿で包むとか、

火を近づけるなどの方法がありますが、

かなり危険が伴い、正直、推奨できません。

 

専用の機器があるそうなので、

素直に病院に行くことをオススメします。

 

一般にどの辺りが刺されやすいのかというと、

頭や首筋など、服に守られていない箇所や、

太ももなんかも、皮膚が柔らかいので刺される事があるそうです。

 

予防法としては、

・マダニの生息地に入らない事

・どうしても入ってしまう時は、長袖の服で露出を減らす事

・DEETという成分の入った虫よけ剤を使用する

・マダニは草の上にいるので、草の上に座る時はシートを敷く

・犬や猫はマダニがつきやすいので、なるべく草のある所に行かせない

・ペットの場合、ダニを防ぐ薬があるので、動物病院で相談する

・草むらや藪に行った後は、服にマダニが付いていないかを調べる

・着ていた服は速やかに天日干しにするか洗濯する

以上の事が予防の方法として挙げられます。

 

非常に身近にいる生物なので、

完璧に防ぐのは難しいかもしれませんが、

無防備でいるよりは遥かにマシになるので、

しっかり意識しておきましょう。

 

これからの季節ではマダニの活動は減ると思いますが、

来年の春になったら思い出しておきたい所です。

暖かい地域の人は引き続き注意してくださいね。